妄想し始めると止まらないもので…。
またも作文をしてしまいました。
でも何故か最初思ってた話と全然違う話になったのは何故だ…(爆)
例の如く読んだあとの苦情は受け付けませんので自己責任でどうぞ…。
『着信履歴。』
今日は、兄さんが松田さん家に泊まりに来る日です。
多分、もうそろそろ…
「こんちはー。」
「あ、兄さん早かったね!久しぶりー。」
「おう。かなこ、元気にしてたか?松田さんに迷惑かけてないか?」
「うん、元気だよー。」
電話ではよく話すけど、兄さんと直接会うのはちょっと久しぶりです。
「森永さんは一緒じゃないの?」
「は?何でだよ。あいつには実験の世話頼んできてるし来れねぇぞ。」
「そーなんだぁ、残念。かなこ森永さんにも会いたかったなぁ。」
「無茶言うな、あいつだって忙しいんだよ。」
それは兄さんがこき使うからでしょ?
そう思ったけど、口にすると兄さんが怒りそうなので、そこは黙っておくことにしました。
「森永で思い出した。一つ伝え忘れたことがあるからちょっと電話してくるな。」
「森永さんに電話するの?かなこも森永さんとお話したいなー。ねぇ、かなこがかけてもいい?」
「別にいいけど…あいつと何話すってんだよ。」
兄さんはぶつぶつ言いながらも、手にしていた携帯を差し出して来ました。
『着信履歴からすぐ呼び出せるから』と言われ、呼び出した画面には上から下まで森永さんの名前。
「…兄さん?」
「何だよ。履歴残ってなかったか?多分着信か発信どっちかの履歴には残ってると思うぞ?」
言われるままに発信履歴も見てみると、やっぱり森永さんの名前。
間にちょこちょこ松田さん家の番号もあるけど、これはかなこにかけた時ね。
残ってるっていうより…。
兄さん、森永さんとしか電話してないんじゃないの…?
「兄さん…。」
「何だよ、掛けないなら貸せ。俺がかける。」
「森永さんと一緒に暮らしてるのに…そんなに森永さんとお話したいの?」
「…………は?」
「だって、着信履歴も発信履歴も森永さんの名前ばっかりなんだもん。」
「なっ…!?それはっ…!!!実験のこととか、色々あるだろっ!?一緒に住んでたって忙しければ顔を合わせない日もあるし…!」
「そっかぁ。兄さん…、寂しかったんだね。」
「かなこ…、いい加減その誤解を解くには兄さんどうしたらいいのかな…?」
「わかった!やっぱりかなこが森永さんに電話してあげる!それで今日は泊まりに来てもらおうよ!」
「いや、待て!かなこ!なぁっ!おいっ…!」
兄さんったら慌てちゃって…そんなに恥ずかしがらなくてもいいのに。
かなこは二人のこと応援してるんだから!
再び兄さんの携帯を手に取り、今度こそ森永さんの番号を表示して通話ボタンを押しました。
『もしもし?先輩?どうしたんたんですか?実験は順調ですよ?』
「あ、森永さん?」
『あれ?かなこちゃん?ビックリした…先輩の携帯からだったから…。』
「森永さん、あのね…今日、何時くらいに帰れそうかなぁ?」
『え?そうだな、あと1、2時間で帰れると思うけど…。どうしたの?何かあった?…っ!まさか、先輩に何かあったのっ…!?』
「そうじゃないんだけど、兄さんがね…。」
『うん…?』
「かなこっ…!やめろっ!お前何言う気だっ…!!!!」
「兄さんが、森永さんが居なくて寂しいって。」
『…………え…?』
「だから、森永さんにも今日泊まりに来てほしいなーって。あ、ちょっと!兄さん!」
「やめろっ!かなこ!貸せっ!!!!」
そこまで話すと、ついに兄さんに携帯を取り上げられちゃった。
「森永っ!!お前今の真に受けるんじゃねぇぞっ!!!!」
『あ、あれ!?先輩!!?一体どうしたんですか?全然意味がわからな…』
「お前はわからなくていいんだよ!来たらぶっ殺す!!!」
『えー?そんな〜!一体何だって言うんですか!先輩〜!』
「うっさい!お前は絶対来るなっ!今の話も忘れろっ!いいなっ!!!」
ツー…ツー…
『あ…あれ…?何だったんだ、今のは…?』
「もう!兄さん何やってるのよ!突然切ったら森永さん可哀相でしょ!?」
「うっさい!元はといえばお前が…っ!」
兄さんはまだ照れているみたい。
全く、本当に素直じゃないんだから。
後で森永さんにお詫びの電話をして、もう一回来てもらえるようにお願いしてみようっと。
兄さん、これからもかなこは二人のこと応援していくからね。
だから遠慮しないで、もっと素直になってもいいんだよ?
END.
以下言い訳などなど。
調子に乗ってまた書いてしまいましたー。
最初森永くん視点が書きたいと思っていたのに、出来あがったのは何故かかなこちゃん視点(笑)
最後いつまでも話が終わらず途方に暮れました…(爆)
今回は、兄さんって普段あまり携帯使わなそうだなーっていうか、電話かけるような人…居るの?(@森永くん)というところからもしかしたら着歴も発信履歴も森永くんだらけなんじゃ…?という妄想からこんな話を書いてみましたー。
次回は森永くん視点を書きたいなぁ(´・ω・`)