『あなたのもの。』

久しぶりの作文です〜。
昨日の記事でもちょっと書きましたが…。
最近妄想力低下中…とか思ってたんですが、えるりーくさんのとこである記事を読んでこ れ は …!Σヽ(゚∀゚*)となり作文書いてもいいですか〜とお伺いしたところ快諾してくださったのです〜。
その記事とはずばり身体の事情…v(笑)
でも完成してみると全くと言っていいほどどこにそんな事情が…?という内容なのでそれでも何でもOKよ!といういつも通り心の広い方のみお進みください〜。

※閲覧は自己責任でお願いします。
大丈夫な方続きをどうぞ〜。

 『あなたのもの。』


「哲博?」

きっかけは、よくあることだ。
先輩と買い出しの途中、懐かしい声に呼び止められた。

「え…?井上さん!?こんなところでどうしたんですか!?お久しぶりです!」

「お前こそ、地元出るとは聞いてたけど今は?」

「今は大学院で…って何ニヤニヤしてるんですか!?」

「あ、いやそっちのツレは今の…?」

なっ////!!!先輩の前でなんてことを…!!!?

「は…?今のって…何が?」

今まで黙って聞いていた先輩も、さすがに口を開いた。

「だから、今の哲博の相手なんだろ?」

「井上さんっ!ちょっと…!!?」

「んな…!!!!!!」

「今は結構落ち着いてんのか?知ってる?こいつの荒れようって言ったらホント手をつけられなくて…」

「うわぁ!!!井上さん何言ってんですか!!先輩、違うんです。この人は…!」

ちょっと、何を言い出すんだこの人は!!
先輩には昔のこと、あまり聞いてほしくなかったのに…。
最悪だ…。

「うっさい!!!森永、俺は先に帰るぞ…!!!」

「え!?そんな!ちょっと、先輩…!?」

「あれ?怒らしちゃった?」

「井上さん!なんてことしてくれてんですか!!」

「はは、悪い、悪い。でも、お前好み変わった?」

「変わってなんかいません!先輩は俺の大事な人なんです!」

「…ふーん。いい人見つけたんだな。じゃあまたな。」

「はい、井上さんもお元気で。」

案の定、先輩は機嫌を損ねてさっさと帰ってしまった。
せっかく、今日は久しぶりに二人で買い出しに来てデート気分を味わっていたのに。

先輩と、恋人同士になれた。
それは本当に夢みたいな出来事で、だからこそ本当は夢なんじゃないかと、未だに不安になる。

こんな時は尚更。
先輩のそっけない態度が、俺を不安にさせる。
それに、あんな話聞かれてしまって、もしかして愛想尽かしてしまっているんじゃないか。
やっと受け入れて貰えたのに、また振り出しに戻ってしまうことが物凄く恐いんだ…。









部屋に帰ると先輩は明かりもつけずただソファに凭れて煙草を吸っていた。

「何だ、帰ったのかよ。」

「あ、はい。…先輩、コーヒーでも飲みます?」

抑揚のない声。
敢えて普段通りに振る舞う俺。

「昔の知り合いだったんだろ?もっと話してくれば良かったじゃねぇか。」

「いや、それよりも先輩が…。」

「俺?俺は別に構わねぇぞ。久しぶりの再会だったんだろ…。」

話す言葉とは裏腹に、先輩の表情がすごく強張って見えた。

「先輩…!ごめん!」

「っ…////!?何だよ、いきなり!!」

「嫌な思い、させた…。」

「っ、別に…。」

思わず、抱きしめずにはいられなかった。
ソファに座ったまま抱き寄せた身体は、バランスを失って自然と俺の腕に凭れかかった。

「あの人は…、昔俺が地元で荒れてた頃お世話になった人で…、普段はあんな風に調子がいいんですけど…」

「っ、そんな話は聞きたくねぇ!!!……、あ…いや…、もういいって。」

先輩の声に、思わず顔を上げる。
声を発した先輩自身も、自分の声にびっくりしているようだった。

「え…あ…先輩?」

「何だよ…くそっ…。」

小さく呟くとバツが悪そうに先輩は、俺の腕から逃れようとする。

俺は、直感した。
さっきのやり取りだけじゃない。

何が、先輩をいら立たせてる?
何が、先輩を不安にさせてる?

出会ってから、恋人になる前はそのサインを見逃してしまったり、想われてる自信がなくてつい見えないフリをしたこともあった。

だけど。
だけど今は時折見せる貴方のサインを、俺は見逃したりなんかしない。

そのサインを見逃してしまったら、もっと大事なものを失ってしまうことに気付いたから。

「先輩…?聞かせて…。さっき、井上さんが言った事なら謝ります。でも、もっと言いたいこと、あるよね…?」

「………。」

二人、ソファの上。
抱きしめた身体をそっと、更に力を込めて抱きしめる。

「…お前。」

「え…?」

「お前が…。」

「何?」

「お前は、さ…。お前は、昔色々あったんだよな。」

「え、まぁ…そうですね。あんまり人に話せたもんじゃないですけど。」

はは、と苦笑いしていると先輩は続けた。

「でも、お前は今…ここに居る。」

「はい…?」

「俺も、ここに居る。」

「…はい。」

「でも…………






 ………………俺は、お前だけだ。でもお前はそうじゃないって思っ…」


そんな可愛いこと言われて、我慢出来るはずがなかった。

俯いて離れてしまった身体を、引き寄せて抱きしめる。

今度は、力いっぱい。

息も出来ないほどに。

「っ、苦しっ…!」

「先輩、よく覚えておいてください。確かに、俺は色々荒れてた時期があったのも事実です。でも…。」

「何だよっ…!」

「こんな気持ちになったのは、…なるのは、先輩だけです。今まで出会った誰より…ううん、比べようがないくらい。俺は先輩しか見えてないです。だからこれが…、俺の人生最後の恋…。」

「んぅっ…っ、んん…、あっ…!」

「だから先輩、責任取って下さいね…?」

「何言って…ふっ…ん、…んん!」

どうすれば、この想いが貴方に伝わるかな。
今までの人生、決して平たんなものではなかったけど、貴方と出会う為の試練だとしたら、俺は喜んで、何度でもその試練を受けるのに。


それから、俺たちは先輩の部屋で抱き合った。

「ばか…っ、もう、やめ…っ…!」

「なんで…?先輩、ここ…好きでしょう…?」

「あっ…んんっ…はぁっ…あぁっ////!!」

抱き合った先輩は、驚くほど素直に俺の腕を受け入れてくれた。

「先輩…、先輩は…俺だけ…なんですよね?」

「うっさい…ん、もう…言わっ…な…ぁっ…。」

「どうして?俺は嬉しいですよ?先輩の初めて、これからも全部俺にくださいね…?」

「な…っ////!!!あぁっ…!」

最初は、強引に手に入れた。
そのことを、すごく後悔することもあったけど。

「森永っ…!」

ああ、ほらこうやって。
先輩の腕が、自然と俺の背中に回る。

今はこうして、想われていると実感できるから。

こんな風に抱き合える今を、大切にしたい…。





「で、先輩はどうなんですか?」

ヤキモチ…なんだよな、多分。
でも…

「はっ///!?その話はもういいだろ!?」

「いーえ!よくありません!先輩は、俺だけ…じゃ嫌なのかな…とか…その…。」

自分で言ってて悲しくなってきた…。
実際、そんなことになったら絶対先輩に触れさせるなんてしないけど…。

「ばーか////!別にちょっと文句言っただけで嫌だとは言ってないだろ!」

「え…?それって、“俺しか知らなくていい”ってそういうこと?」

「なっ////!!??」

あぁやっぱり、この人には敵わない。



先輩、心配しなくても大丈夫ですよ。

貴方に触れるこの手も。

貴方を抱きしめるこの腕も。

貴方を見つめるこの瞳も。

貴方にキスを贈るこの唇も。

そしてこの“心”も。

貴方と出会った瞬間から…

すべて、あなたのもの。


END.





以下言い訳などなど。
………まず言いたいのは。
井上さん誰!?Σヽ(゚∀゚;)ってこと(爆笑)
そこはホントきっかけをくれる人がほしかっただけなんで軽くスル―してくださいね(笑)
さ、そして肝心の内容ですが、全く事情がいかされてない…(´・ω・`)
でも森永くんは兄さんのもので、兄さんは森永くんのものなんだよ〜!っていうことが書きたかったんです。それだけなんです。
だからどうかお許しを…。

めいの勝手な申し出を快諾して下さったえるりーく様、そしてここまで読んで下さった方ありがとうございました〜。




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