『夏のかけら。』

今日の作文はいつもと違います。
いや出来に関してはいつものクオリティです…すみません(笑)

今日の作文は、先日リンクして頂いた木更さんのブログが2カ月記念ということで…。
大したお祝いにはなりませんが木更さんのリクエストを元に記念に書かせて頂きました〜。
改めてブログ開設2カ月おめでとうございます〜♪ヽ(´∀`*)ノ

が…。
遅くなった上に、え…リクの内容どこ行った?という代物になりました…(´;ω;`)ウゥゥ
そんな残念な仕上がりですが、宜しければ読んで頂けると嬉しいです…。

では何でも来いな方は続きからどうぞ。

※閲覧は自己責任でお願いします。
大丈夫な方は続きからどうぞ〜。

 『夏のかけら。』


「着いたー!!」

「へぇー、結構広いな。」

「ですね。かなこちゃん疲れたでしょ?今冷たいお茶用意するよ。」


やっとの思いで取れた夏休み。

一緒に出掛けたいと言ってくれたかなこちゃんと、人の多いところには行きたくないという先輩の言い分を叶えるため、俺たちは学校の友人のつてで安く借りられた貸別荘へ行くことにした。

「かなこも手伝うよ!」

「ありがとう。じゃあコップ出してもらってもいい?あ、先輩は座っててくださいね。」

「いいよ。俺は荷物寝室に運んどく。」

「あ、じゃあすみません。お願いします。」

貸別荘と言っても、簡易キッチン付きのダイニングと寝室、バスルームのシンプルな作りで、小さな屋根裏部屋と小さなバルコニーもついているようだ。

本当は、家族水入らずで…そう思っていたけど、かなこちゃんが当然のように『森永さんは行かないの?』と言ってくれた。

先輩にも『お前なんか用事でもあんのか。』と真顔で聞かれるし。

そんな、せっかく先輩と過ごせる夏休みに予定なんか入れるわけないんだけど。

それを当たり前のように言ってくれる二人が、すごく嬉しかったんだ。


「まだ夕方まで時間あるけど…かなこちゃん、この近くに川があるみたいなんだけど行ってみる?」

「うん!行ってみたい!」

「先輩はどうします?」

「俺も行く。」

「じゃあみんなで出かけましょうか。」






川沿いの道が遊歩道になっていて、その道を何の目的もなく三人で歩く。

少し先を歩く先輩の後ろで、隣を歩くかなこちゃんがこちらを見た。

「森永さん、ありがとう。」

「ん?あぁ別荘のこと?たまたま友達のつてで安く借りれただけだから…」

「そうじゃなくて。」

「え?」

「兄さんのこと。」

「先輩の?」

言われている意味が解らなかった。
むしろ礼を言うなら俺の方だ。

いくら先輩の後輩だからと言って。
こんな風に、まるで家族のように接してくれて。

もうそんな風に接してくれると解っていても、中々一歩引いてしまう俺を、輪の中に入れてくれるのはいつもかなこちゃんだ。

「一時期、兄さん元気なかったでしょう?」

それは、俺が先輩の気持ちを解っていたようで、解っていなかった時。

「でももう一度森永さんと暮らし始めた兄さんは、すごく元気になったっていうか、少し嬉しそう…な気がするの。」

それは…、先輩が俺の気持ちを受け入れてくれたから。
先輩が俺を…必要としてくれたから。

本当は、すべて君に伝えたい。
でもそれは俺がすべきことじゃないと思うから。

いつか。
それを伝える時が来ても、君は笑って受け止めてくれると思う。

「それって森永さんのおかげだよね?だからずっとお礼を言いたかったんだ。森永さん、ありがとう。」

そう言って笑うかなこちゃん。

「俺の方こそ、ありがとう。」

「え?」

「ううん。いつもかなこちゃんには感謝してるよ。」

「……うん?よくわかんないけど、かなこもありがとう。」

まだ、言葉に出来ないことは多い。
それでも。
この気持ちだけは伝えたいんだ。

「おい!何やってんだ?置いてくぞ!」

「あ!ちょっと待ってよ兄さん!早いー!」

「お前らがちんたらしてるからだろ!」

「もう!森永さん早く行こっ!」

気付けば空が紅く染まり始めていた。

帰り道、先輩に「かなこと何話してたんだよ」と聞かれたが「俺とかなこちゃんの秘密です」と答えておいた。








「じゃあ、森永さん先に休むね。おやすみなさい!」

「うん。おやすみ、かなこちゃん。」

「さて…先輩は…」

夕食後から先輩の姿が見当たらない。

一服してくるとバルコニーに出てからもうどれくらいだ?

「あ…。」

まさか、と思いバルコニーへ出てみると置いてあった椅子へ腰掛け転寝をしていた。

「先輩、こんなところで寝ちゃダメですよ。起きて下さい。」

声をかけてみるものの、すぅーっと寝息が聞こえるだけで返答はない。

先輩の無防備な寝顔…。

薄く開いた唇から、赤い舌が誘うように見えている。

ううっ…ダメだ。
かなこちゃんも居るんだし…。

何より俺は先輩の気持ちを優先するって決めたんだからっ…!!!

「先輩、起きて下さい!」

声を掛けて肩を揺する。

俺の理性が働いているうちに早く。

だけど…

「んぅー…。」

っと寝言を言うと先輩は体勢を変え、手がずり落ちた。

その手を拾って

「先輩…、起きないとキス…しますよ…?」

なんて、言ってみる。

もういい加減目を覚ます、そう思ったのに。

「ん、もり…な……。」

「っ………!!!」

瞬間、感じたのは握られた手の温もり。

いや、そんな生ぬるいものではなく。

そこから広がる熱が、俺の身体を熱くする。

「そんな可愛いことして…、我慢出来るわけないでしょう。」

小さく、決して本人には聞えていないと解っている呟きをして、その薄く開く唇に口づけた。

最初は、触れるだけ。

それでも起きない先輩を尻目に、段々と咥内を浸食する。

「んっ…んぅ……。」

今起きられてはまずい。
絶対にあとで怒られる。

そう思うのに、止められるはずもなく、また止める気など本当は更々ない。

「ん、ん…んぅ…っ////!!?」

「あ、起きちゃいました…?」

「な…何やってんだ、てめぇー////!!!」

「何って…キス…ですけど…。」

「人の寝込み襲いやがって…いい度胸だな?」

「だって…先輩が中々起きないのがいけないんですよ。」

「開き直ってんじゃねーよ!!」

「ちゃんと俺は聞きましたよ?起きないとキスしますよ?って。」

「なっ…////!!?なんだそのめちゃくちゃな理由は…!!!」

目を覚ました先輩は、いつも通り。

でもその顔は耳まで真っ赤で、もう可愛くて愛しくて堪らない。

「もう〜…、兄さん達何騒いでるの〜?」

「あ、かなこちゃん起こしちゃった?ごめんね?」

さすがに寝室まで声が聞こえていたらしく、かなこちゃんが起きてきてしまった。

「うん…だって兄さんの声がうるさくて…何やってたの?」

「俺じゃねぇよ!元はと言えば森永が…!!!」

「え?森永さん?」

「…っ、何でもねぇっ////!!!!」

「んもう!変な兄さん!かなこは寝るから静かにしてよねっ。」

「うん。ごめんね、かなこちゃん。俺たちももう寝るよ。」

「おやすみ〜。」

「先輩、俺たちももう寝ましょう。」

先輩はかなこちゃんが起きて来たことで本格的に不機嫌になってしまった。

「先輩、機嫌直してくださいよ…。」

「かなこまで起こしちまって…、お前のせいだろ!」

「そうですけど〜…、先輩はそんなに俺とキスするの…嫌なの?」

「っ////!!?別にっ…嫌だとは言ってないだろっ////!?……あ。」

「ふぅ〜ん、嫌じゃないんですね?じゃあ…」

「……っ///!!!」

「…おやすみなさい、先輩。」

隙を見て、もう一度キスを仕掛けた。

「いっぺん死んで生まれ直して来い…っ/////!!!!!」



本当に、この想いは止まるところを知らないようだ。

まだまだ甘い恋人同士、というわけにはいかないけど。

こんな風に、少しずつ本音を見せてくれる先輩が堪らなく愛しい。

去年までとは比べ物にならない。

今年の夏は、最高の宝物になりそうだ…。


END.



以下言い訳などなど。
い、いかかがでしたしょうか…。
一応お知らせしときますとリク内容は『かなこちゃんとプチレジャー☆山とか川とか木陰とか…』だったのですがいやなんかもう申し訳ない出来で頭擦り付けて土下座の勢いです…!(;゚∀゚)
全然レジャーしてないし…夏…どこ…?って感じでした。
あああああ…ホント申し訳ないです…。
こんなん書き直しに決まってんだろっ!!ヽ(`Д´#)ノっていうお叱りももちろん受け付けますので…。
木更さんに捧げます…!

読んで頂いた方もありがとうございました〜。


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コメント
めいさんこんにちは!
この度はすてきなお祝いss、ありがとうございました!かなこちゃんが可愛くてしっかりしてて可愛いです……!
そして森永くんの対応もとてもすてきです!いつか隠し事なく仲良くお話できると良い……!!きゅんとしました。
転寝しちゃう兄さんかわいすぎです、そりゃ手出ますよね……!めいさんの兄さんと森永くんのほのぼの感が本当にかわいくて大好きです〜v
レジャーなお話ありがとうございました(>▽<)
またお邪魔させてください……vv
  • 木更
  • 2011/06/30 10:38 PM
>木更様。
こんばんは!
遅くなって申し訳ありませんでした〜。
そしてリク内容に全く添っていないこの作文…(´・ω・`)もう申し訳なさ過ぎてどうしたらいいかわかりません(泣)
かなこちゃんてしっかりししてるけどやっぱりまだどこか子供でそこがとてつもなく可愛いですよね。
そして我慢の効かない男、森永くんです(笑)
兄さんを前にして我慢出来るはずないですけど(´∀`*)
言い出しておいてこんな出来でホント申し訳ないですが、少しでも楽しんでもらえたなら嬉しいですv
これからも宜しくお願いします♪
ありがとうございました〜。
  • めい
  • 2011/07/01 12:11 AM
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