『その唇で。』

お久しぶりの作文でーす。
なんか最近毎回作文が久しぶり過ぎて書き方がわからない…(笑)
今回は前から書きたかったシチュです。
…が、あまりそのシチュを生かしきれず…。

あとタイトルね。
ぶっちゃけタイトル考えるのが物凄く苦手なめいです。
なんで皆さんそんな上手いことタイトルつけられるんですか?<ここで聞くな。
誰かタイトルくらい上手いことつけられる能力をくださいw

ということでいつも通りのクオリティですが、宜しければ続きをどうぞ〜。

※閲覧は自己責任でお願いします。
大丈夫な方続きをどうぞ。

 『その唇で。』


何が原因だなんて、覚えてない。

きっかけは多分、忘れるほど些細なこと。


森永と、喧嘩した。

珍しく声を荒げた森永は、頭を冷すと言って自室に籠ったきり出て来ない。

ったく、何なんだよ。

オレは、悪くねぇぞ。

悪くない…はずだ。

どこか胸に蟠りを感じながら、その日は顔を合わせることなく眠りについた。




朝、起きると森永の姿はすでになく、テーブルには一枚のメモ。

『おはようございます。
朝ごはんは用意してあるので食べてください。
今日は用事があるので遅くなります。
                      森永   』

ふんっ。
朝飯くらい自分でどうにか出来るっつーの。
どこまで世話焼きなんだよ、あのバカは。

仕方なく用意してあった飯に手をつけて、持ち帰ったレポートに取り掛かる。

…あいつ、どこ行ったんだろうな。

休みの日に朝から出かけるなんて、結構珍しくないか?

用事ってなんだよ…。

遅くなるって…何時だ?

「っ、何考えてんだオレは…。」

別にそんなこと、気にしなくていい。

あいつがどこへ行こうと、何時に帰ろうと、オレの知ったこっちゃない。






どれくらい、時間が経ったのだろうか。

気がつくとあのまま寝てしまっていたらしい。

部屋の中は真っ暗で、今が一体何時なのかもわからない。

「腹…減ったな。」

だけど、何か口に入れる気にもなれず、コーヒーを淹れて空腹を紛らわす。

レポートも片付いて、いい加減もうやることもない。

いつもなら読書しながらコーヒーを飲むのも割と好きな時間だが、今日はとてもそんな気分にはなれなかった。

あいつ…、何をあんなに怒ってたんだろうな。

本当は、用事なんてないんじゃないか?

また例の悪い癖が出たんじゃねぇだろうな…。

こんなこと、考えたくもない。

考えたくもないのに、頭の中を占めるのはそんなことばかりで。

…森永ばかりで。

「くそっ…!!!!」

気がつけば携帯を手にし、森永の番号を呼び出していた…。

「っ、森永てめぇ…!!」

「お掛けになった電話番号は…」

「は…?」

通話ボタンを押して聞えて来たのは、予想外の応え。

あいつ…まさか、ホントに…?

「っ…!!!!!!」

あの野郎、また冗談じゃねぇ。

毎度毎度、そう何度も失踪なんて真似されてたまるかっ!!!!

繋がらない携帯に用はない。

携帯を投げ捨てると、居ても立ってもいられず訳の分らぬまま玄関を飛び出していた。

何か、あてがあるわけでもない。

だけど、今までのような繰り返しになるのは嫌だ、ただ直感的にそう思った。

アパートの階段を駆け降りる。

階段を曲がったところで、思いがけず人影にぶつかった。

「うわっ…!」

「えっ!!?先輩!!??」

「お…まえ…っ!!!!ばかやろうっ!どこ行ってやがった…!!!!」

そこにはオレの剣幕に茫然とする森永の姿。

「あ…え?俺、メモ残しませんでしたっけ?」

「あんなんでわかるか!携帯も繋がらねぇしっ!」

「あぁ、それは途中で電源切れちゃって…すみません。」

「くそっ…。」

何なんだよ。
そんなに平然としやがって…。

あんなに心配したオレがバカみたいじゃねぇかよ…っ。

「先輩…、ごめん。心配…した?」

「バカっ!これっぽっちもしてねぇよっ!」

「うん…ごめんね。先輩…。」

両手にスーパーのビニール袋をぶら下げた森永は、片手で無理やりオレを抱き寄せた。

その体温があまりにも心地良くて、つい突き放すことを忘れてしまう。

「不安にさせて…ごめん。」

「…もう一回やったらマジでぶっ殺すっ。」

「うん…。昨日も、ついムキになっちゃってごめん。」

「…わかったら早く飯作れ…。…腹減った。」

「…はい。今日は先輩の好物沢山作りますから。」

そう言って手にしていたスーパーの袋を見せた。

…あぁ、2日ぶりに笑った表情を見た。

唐突にそう思った。

「っ、さっさと帰るぞ////。」

森永の手から一つスーパーの袋を奪い取り階段を上る。

「先輩、待って下さいよっ。」

森永が焦って後ろをついて来るのが解る。

階段を上っている途中、突然呼び止められた。

「あ、先輩。」

「何だ。」

「ちょっと…」

「何だよ、早く話せ…んぅっ、/////!!!!」

「…へへ、たまには見下ろすのも、新鮮でしょう?」

「…っ//////!!!!??てめぇはもう1日くらい帰ってくんなっ!!!!!!」

階段を上り終えたオレと、まだ上り切っていない森永。

少し見上げるような体勢から、唇に触れた熱。

そんな嬉しそうな顔してんじゃねぇよっ////!!!!

「そんなぁ…せんぱーい、待ってくださいよー!!」


オレの居場所はここで。

お前の帰る場所もここで。

もう二度と、迎えになんて行ってやらない。

…二度と、あんな思いはごめんだからな。

心の中で、静かに呟いた。


END.



言い訳などなど。
いやー、毎度リハビリリハビリ言っててすみません(苦笑)
これは前から書きたかった階段段差のちゅうです(笑)
でもあんまりそこがメインにならなかったな…( ・ω・`)
ちょっとエピローグも意識しつつ、この二人は一体いつ頃の二人なんでしょう?<聞くな。
作文も少しずつ書いていけたら…と思います。うん。

読んで下さった方、ありがとうございました〜。


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コメント
正面玄関からのおひさコメ。
リハなんていって謙虚だね、このこは(笑)。

お待ちしておりましためいさんのあまあまSS.
階段差ね。森は大きいから階段差でちょうどいい感じになりますな、きっと。

これからも楽しみにしてるんで、リハでも何でもいいから(笑)

PS,ところで写真は届いたかね?
  • KIM
  • 2011/10/18 9:10 PM
>KIM様。
こんばんは〜。
いやいや毎度リハビリ言ってて申し訳ないです(苦笑)

いつもと違う目線ってよくないですか?(笑)
きっと森永くんは『わ〜、いつもより先輩の顔が近い////』と喜んでいたことでしょう(笑)

ゆっくりペースですが、これからも宜しくお願いしまーす♪(´∀`*)

P.S.え…!写真届いてないです…!
ていうかわたしのお返事届いてますか…!
うわーん!なんかすれ違いですね(。´Д⊂)
  • めい
  • 2011/10/19 11:02 PM
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